天皇賞秋大的中のレース回顧〜スミヨンの妨害にも負けず冷静に進路を選択した好判断のルメールが輝く〜

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天皇賞秋大的中のレース回顧〜スミヨンの妨害にも負けず冷静に進路を選択した好判断のルメールが輝く〜

前回のブログを読んでいただけただろうか?それを読まないと、ちと内容が薄く感じてしまうかもしれない。できれば、「ルメールとスミヨンがなぜ仲が悪いのか?」を理解した上で以下を読み進めてほしい。
では、いくぞ!

天皇賞秋大的中のレース回顧

まず、スタートはやはりアエロリットがハナに行く流れ。想定内。そして、◎本命馬アーモンドアイはというと、予想以上に良いスタートを切り、絶好のポジションゲット。
ここで、何やら横後ろから黄色帽子の影が。そう、犬猿の仲サートゥルナーリア騎乗のスミヨンがやってきた!!
しかも、「ルメール騎乗のアーモンドアイを潰しに行った騎乗」をしている。写真を見てほしいが、アーモンドアイが内ラチに接触しそうになっている。まさに、スミヨンの逆襲だ。
だが、ルメールは心の中で
「スミヨンやってくれたね、おい。お前にだけは絶対負けねえ!!」と思ったに違いない。
その後、アエロリットの刻む1000m59秒という高速馬場ではほぼ平均ペースの中、直線に進む。
アエロリットの後ろにサートゥルナーリアで、その後ろにアーモンドアイという順番で直線に進むと、アエロリットとサートゥルナーリアが早めに叩き合いをし、スティッフェリオとダノンプレミアムが外から叩き合いに参加する激しい流れ。

ルメールの好判断光る

アーモンドアイはというと、ルメールが「どこなら進路が開くか?」と慎重に見極めていた。
「外に出そうか?」と一瞬考えたルメールだが、すぐに「んっ?待てよ。もし、外に出してサートゥルナーリアのスミヨンと叩き合いに参加したら、ほの中でたぶん故意的ないじめに近い妨害を喰らうに違いない。危険だ。ここは微妙に行けそうな内ラチ一頭分の方が良いかもしれない。」
そう考えただろうルメール。これは好判断となった。これは結果論だから良かったのかもしれないが、もしアエロリットがバテて内ラチに寄ってきていたらアーモンドアイは進路が無くなり、ポジションを下げて加速し直したところでゴールし5着というパターンもあの状況ではあった。
だが、結果的にスミヨンに妨害されずに脚を伸ばすことができたアーモンドアイはさすが。抜け出す一瞬の脚も凄まじく、一流馬相手に、あんなに簡単にスッと抜けられるなんて驚きであった。終始スタートからゴールまで内ラチで脚を溜めたからに他ならないが、あそこまでは能力がないと出来ない芸当だ。分かってはいたが改めて予想以上の強さを見せてくれたアーモンドアイ。そして、良くエスコートしたルメールもさすが。一流馬で単勝オッズ1.6倍のグリグリ馬でマークされるキツい展開の中、冷静に騎乗できるルメールはやはりメンタルがものすごく強い。日本人騎手なら、スタート後すぐに内に押し込められた時にはビビってひるんで終わる可能性もある。また、直線でも冷静な判断が出来ず外に持ち出して妨害という名の不利を受けて脚を余して負ける可能性もあった。その中で、完璧に乗ったルメールはやはり凄いメンタルだ。だから、G1という大舞台でも有力馬の依頼がやまないのだろう。騎乗技術だけでなく、頭脳もさすが。メンタルもさすがと一流を示した。
今回はルメールVSスミヨンはルメールに軍配。おもしろい2人の戦いであった。
ちなみに、

アエロリットの刻む驚きの9ハロン11秒台ラップ

これには驚いたがなんと、
12.8 – 11.4 – 11.5 – 11.6 – 11.7 – 11.6 – 11.3 – 11.1 – 11.3 – 11.9
というラップを刻んだ今回の天皇賞秋。これは凄いよ。どんな心臓してるのか全く分からないが、アエロリットはものすごく強いことが証明された。このラップで逃げたら、後ろの馬は追いつくのがギリギリだよ。このラップ以上の脚を出さないと勝てないんだから。そりゃ厳しい。アエロリットにあっぱれ。
 
 

負けるべくして負けたサートゥルナーリア

サートゥルナーリアはスミヨンがルメールを潰そうとムキになって、ポジションを取りに脚を使ってしまったのが大きな敗因の一つ。もちろん他の要因は前回までのブログで書いたとおり。私は、サートゥルナーリアの評価を5番手としていたように、今回は難しいのではないかと思っていた。そして、その通りの結果となった。
サートゥルナーリアは過去、スローペースからものすごい末脚を発揮して勝ってきた馬。ハイペースは慣れず厳しい。その中で、初めてハイペースで前目のポジションを取りに行ったのだから、それは辛かっただろう。
サートゥルナーリアは、「おい、スミヨンよ、ちとペースが速いぜ。おれはゆっくり行って、後ろからズドーン!!と相手を抜き去るのが好きなんだぞ!分かるか!?」と思っていたに違いない。
スミヨンは、勝つことよりもルメールを倒すことをレース中に選択したために起こった敗因。勝つことを目的とするなら、素直にアーモンドアイの半馬身後ろにピタッとマークするのが1番よい。それをせず、「潰しにいった」あたりがスミヨンの判断ミスとなるだろう。

スワーヴリチャードの敗因

この馬は直線一気の競馬ができないというか、得意ではない。前目のポジションでそれなりの速さで スタミナ総合力勝負に持ち込んだときに勝つ馬。去年勝った金鯱賞や大阪杯のようなレースが1番この馬には合うと思う。直線ヨーイドンでは、アーモンドアイはおろか、他馬にも勝てない。だから、陣営は横山典騎手にお願いしたのだと思う。「横山典なら良いポジションで進めてくれる、もしくはアエロリットの次あたりのポジションで進めてくれるのではないか?」と。そうすれば、おのずと前残りの3着以内に残れるのではないかと。
だが、今回はスタートがそこまで良くはなく、アーモンドアイの後ろのイン内というポジション取りは良かったが、いかんせんポジションが後ろすぎた。あの位置ではこの馬の末脚では届かない。横山典ちゃんよ、もっと前目で頼むよ。なんなら、捲っていってほしかった。それもせず、直線でヨーイドンを選択。これは厳しかった。
ちなみに、

14番人気ケイアイノーテック

14番人気ながら最終追い切りの動きが良く、評価6番手に入れた馬。結果は9着だったが、サートゥルナーリアと0.4秒差であれば悲観しなくても良いだろう。しかも、上がり3ハロンで見るとなんとこのメンバー中4位だ!!すごくないか?

ちなみに上がり3ハロン

1位ユーキャンスマイル
2位アーモンドアイ
3位ワグネリアン
4位ケイアイノーテック
改めて言うが、14番人気のケイアイノーテックだ。上がり4位は大健闘といって言いだろう。よく頑張った。ポジションがほぼシンガリ付近だったのを思えば、よく追い上げてきた。
ということで、天皇賞秋のレース回顧をしてきたが、ワクワクする豪華メンバーの天皇賞秋であった。
来週はアルゼンチン共和国杯で、再来週がエリザベス女王杯。
ちなみに、昨年はエリザベス女王杯で「クロコスミア」で高配当回収している激アツレースだ。今後も期待してくれ!!
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